膝の半月板

ここしばらく、友人知人が相次いで膝を壊してしまいました。それも半月板。

それも、というのもオイラも半月板損傷仲間だからなのですが、半月板損傷といってもいろんなケースがあってまさに人それぞれなのでございます。14〜15年程前だと半月板自体には痛覚とかの神経も血流も無いし自然治癒なんてしないから取っちゃう?!なんて!手術したさに嬉しそうに言ってくる(藪)医者も居りました😥

今は半月板の外周には血流があって自然治癒の可能性が指摘されていると聞いて、進歩してきた医学に胸熱になりつつ、お医者さんの超過労働問題を解決したらもっと研究が進んでみんな幸せになれるのでは、などと考えてしまいます。

 

自分の膝の場合、痛覚は半月板がズレたとき(半月板は通常おおむね1cm前後は動くので、その動きをする度)に当たる周囲の組織が傷ついて痛くなるようで、原因となる動きと結果となる痛みに時間差が生じてしまう為、どういった動きが原因なのか分からず、また膝のどこが痛いのかピンポイントで指し示す事ができなかった為か半月板が傷ついていると判明するまで1年近くお医者さんを渡り歩くことになりました。

痛み方を例えてみると、朝方に罵倒されたのに夜の寝しなにナァニオゥ💢と反応するが如くの時差があります。

痛みの場所は、内側と外側の両方の半月板の中に亀裂が入っていた為と、その周辺組織が傷ついたり炎症を起こしていたようで、痛いのは膝の表面ではなくて中なんだけど… と一点を指し示す事は困難でした。

膝が痛いと感じた時、正座のし過ぎか膝行法のしすぎか、稽古事が座り技が鍛錬な世界だったのでとても不安でした。そして膝を曲げずにピンと伸ばす稽古もあって極端。

結論として円形半月板(円形やら円盤状やらですが)損傷が原因との診断でしたが、
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このMRI撮影に至るまでに3~4回受診先を変えて放浪し、その度にレントゲン撮っただけで原因がよく分からないままヒアルロン酸注射やら湿布を試してどれも効果が無いという確認だけをしておりました。3ヶ所目くらいでレントゲンに芥子粒サイズの骨片が1つ浮いているのがやっと見つかったのに、ヒアルロン酸注射しときますか?って😥…変形性膝関節症や靱帯損傷など膝に痛みを抱える人が多いからなのかは分かりませんが、今思えばあのお医者さんはレントゲン画像を観察できるのに惜しかったなぁ~って感じます。

 

円形半月板あるいは円盤状半月板は、成長分化の途中で止まってしまって半月の形まで成熟できず、半月の形のものより柔軟性に乏しく傷つき易いと言われました。掲載サイトによって割合の数値が違うのですが、日本人の2~3割だったり東アジアに2~3%とかなんとか。確認するまで分からないのでこの割合もなんとも言えない気がしますが、自分は夜更かし族なので成長する気がイマイチだったといえばこれが本当の原因かもしれません。

 

膝仲間のある先輩は、オートバイの勢いから地球にニードロップして😱半月板が砕け散って全摘しているのですが、電車などで油断してると独り膝カックンになってちょっと恥ずかしい🤭なんて言ってたりします。暢気か🍀

悲しいことに砕け散ってしまったら摘出するしか無いようですし、そこまでいかなくても亀裂の仕方によっては膝にロックが掛かって動かなくなってしまう状態になってやはり手術する他ないようです。

自分の場合、膝を曲げきったり伸ばしきらないという条件で温存の方針になったのは不幸中の幸いといっていいのかもしれません。

半月板損傷は激しい動きや加齢に比例するように言われたりもしますが、稽古仲間の小学生の女の子も膝を痛がり始めたので検査したら円形半月板損傷だったと判明したことがありました。痛みの時差についても同じようで、単に自分が鈍いってだけじゃなく、ギャグでもなく、本当に時差があるんだって周囲に理解者を得られて少しホッとしましたが、彼女は稽古を辞めてしまいました。

 

junseikei.jp

 

hosp.juntendo.ac.jp

 

www.healthcare.omron.co.jp

 

膝の再生医療という字面に胸熱です。今は選択肢が増えてきているようで何よりです。
保険適用されてくれればもっと嬉しいですね。。

 

 

対策としてやったこと(と挫折理由
対策はどれもお医者さんや整体師さん、理学療法士さんの提言です。

キネシオテープを運動時にY字等に切って貼る(2~3年位続けたのですが、テープ負けで肌が受け付けなくなりました)
モーラステープを痛い時に貼る(お日様禁忌なので面倒くさい…ので、よっぽどの時に)
膝の角度 120° が負担が一番軽いということで、この状態で膝関節の間隔を広げるよう家族に足を牽引してもらう(これも2年前後続けたけど、引き方が良くなかったのか足首を痛くして止めました。牽引は勧めません)
減量…膝には体重の約5倍の負荷がかかるというので…(稽古をお休みしてたらメッチャ増量😱ギャボーン)
・今でも続けているのは、膝の曲げきりと伸ばしきりをしないようにだけ気をつけて生活しております。(減量しなくちゃ😅)
・ホントは筋トレ(……😅)

 

傷めた当時検索しまくって参考にした有名人はプロゴルファーの上田桃子さんとマラソンメダリストの高橋尚子さん。どちらも円盤状半月板だと聞いたような気がしますが、今検索してもはっきりとした記事は見つけられませんでした。上田桃子さんは温存派、高橋尚子さんは切除派、症状や状況で違うはずですが、気になったお二方です。

 

先端医療は有名スポーツ選手や資金力のある人から広がると思うのですが、庶民にも裾野が広がり敷居が低く低くなってくれることを願ってます。
それと健康保険制度の守備範囲に、是非。