母のこと

我が母は全くの毒親でも完璧な善人でもありません。善人でありたい、と思っているであろう多くの人の中の1人だと思います。今回はそんな母の良いところを挙げてみようかな、などと。

 

そもそも毒にも善にも振り切れない、というかその間を揺れている人が多数なのではと思っているのですが、その親を標準に見て極端な存在を全力で否定する人に遭遇すると、ああ…あの人は極端に振り切るタイプなのかもしれない…と勝手に想像して慄いたりすることもあります。自分がそうなっていない(と思い込んでるだけかもしれませんが)のは我が親のおかげなのか、いずれにしても子は親というだけで嫌いになりきれないのだから親子関係は難しいです。

 

ひとつ目はオイラが3歳児の頃

自宅兼事務所で1人で留守番してる時に電話が鳴って受話器を取ってしまい、意気揚々と「もしもし!」とやったら受話器の向こうのオッサンが取引の話を始めてしまい、理解できるはずもなく、相手の話を止めるタイミングも逃しまくって、半泣きで「今いませーん😭」とやっとのことで応えたら爆笑添えの「またかけますね~🤣」で切れた事件がございまして、後日知ったことに先方さまはオイラの声を我が母の声と思って話しはじめたそうです。むしろ大丈夫か銀行員。

3歳児と同じ声の持ち主、母(70代)の声帯は今も若々しくて可愛いです!(子バカ🤣)

 

ふたつ目はオイラが虫歯になった時に家に健康保険証が無かった頃

父親が当時には表現の無かった引きこもりとなったおかげで保険証が無かったのですけどね、「歯医者行きたい!」と訴えても「んなもの行かなくていい!」と父親の怒声で全力拒否されておまけに全方位否定されて絶望していたら、一週間で過去2〜3年分の進行具合で虫歯が悪化して更に絶望していたところ、保険証が無くても自費診療してくれる歯医者を見つけてきてくれたのが母親でした。今思えば保険証が無いからといって診療拒否する歯医者もなんだったんだろうってところですが、父親には内緒と 探してこっそりお金と共に送り出してくれた時は生きててよかったと思いました。(←大袈裟)
ありがとう母ちゃん🙏

 

みっつ目はどれにしようかな。…🤔
他人様からの "お母さん" 呼び案件にしようかな。

実の子の他から "お母さん" と慕われて毎年甘いものを贈られる糖尿病もちの母に、糖尿病だからもう口にしないよって言えば?と言ってから発覚した件。その贈り主は一時期母と同じ職場で、離婚したてで食費もままならぬ状況に食事休憩時に食べていなかった様子を知った母が毎日お弁当を買って差し入れていたらいつの間にか "お母さん" って呼ばれるようになったとか。そりゃぁ感謝感激するわ!!二言目には息を吐くが如く「お金無い」って連呼する人の所業とは思えないよ!!!要らないって言われても贈っちゃうでしょ!ってか、糖尿って言った??

 

嗚呼、母の日どうしよう・・・

(毎年母の日はハズすダメダメ族・・・)


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